2011年02月18日
SEALs STYLE CUSTOM BDU!!!
今回は丁度注文をいただいたので、x115x MADE で定番になりつつある SEALs STYLE CUSTOM BDU の製作過程を紹介したいと思います。
そもそもなんじゃその眉唾なネーミングはとお思いの方、鋭い!!
まずはミリフォトを見ながら、この手のカスタムBDUをおさらいしてみましょう。
ですがミリフォトそのものが、いつ撮影されたどこの部隊の方なのか、、みたいな所は僕よりはるかに詳しい方がミリブロ内にたくさんいらっしゃると思うので、解説とかしないのでお許しください。
僕が間違ってたらかっこ悪いですし笑
ではでは参ります!
A.二人そろってポケットを腕に移動。
パッチ用のベルクロは小さめ、ポケット上等にはベルクロ無し。
B.こちらもポケットを腕に移動、やや前目の位置ですね。その上には国旗サイズのベルクロあり。
注視すべきはお腹のポケット位置!胸ポケと腹ポケの間位の位置に、だいぶ微妙な角度で着いてます。
そしてジャケットの裾をトラウザーにインしています。
C.こちらも腕にポケット。パッチ用のベルクロはどうやら国旗サイズのみとかなり小さめ
手首はボタンのままですね。
D.まだまだ腕ポケ。ベルクロ大き目、さらにポケットそのものがかなり傾斜して着いている点に注目
と、、ざくっと流すとこんな感じです。 整理しますと、
<シャツ襟ボタン開閉の旧型クラシックBDUがベース>
<ポケットを腕に移動>
<移動した腕ポケ等にベルクロの追加>
<ジャケットの裾はトラウザーにインすることがある>
<カスタムの方向性に共通点はあるが、同じものではない>
上記のような特徴のあるカスタムBDUをここではSEALsSTYLE CUSTOM BDUと呼ぶこととします。
SEALs等、特殊部隊の兵士が自分の使いやすいように現地で勝手にカスタムしたり、部隊や個人でお直し屋にカスタムオーダーし始めたのが起こりみたいです。
このカスタムを参考に現行のACUタイプが作られたとか、、、そういえばACUタイプのことをカスタムタイプって呼ぶかたもいらっしゃいますね。
ACUタイプの方が後だしジャンケンなわけで、当然機能的には優れているのですが、このクラシックBDUを独自にカスタムしたスタイルが独特のカッコよさを放ってますね。
しかもある程度ディテールに自由度があることから、そこに自分だけのとゆうか、個性あるカスタムにして楽しむことが出来ちゃうのですよ。
これは装備お洒落サンがほおっておくわけがございません!
x115x BOYZ 達も、最初はACUタイプのウッドランドや3Cデザートを着ていたのですが、どうにもこのSEALsカスタムにあこがれて、改めてクラシックBDUを買いなおす事となったのでした。
それがおおよそ1年半前、、
ディテールの試行錯誤や工程の見直し等を経て、今ではx115x Taylor の定番カスタムメニューとなりました。
さあ、はりっきて作業に参りましょう!!
最初にカスタム前!
うーんトラディショナル。
以前ODのジャケットを試着したら、北の将軍様みたいだと友人に笑われた事はここだけの内緒です涙
さておき前面に大集合のポケット群が時代を感じさせます。しかもアーマーの類を身につけた場合、この大集合ポケットは、まったく使用できないですね、、
1.はい!!来ました解体タイム、毎度の事ながら地味に大変です。上が胸ポケ、下が腹ポケです。
x115x流は胸ポケを腕に移動、腹ポケを胸に移動の二段仕込みです。手間が余計にかかりますが、そのほうが美しいバランスになります。
2.3次はボタン取っ払います。胸&腹ポケ、そして手首ですね。これらは全てベルクロにチェンジします。
過去に相当量同じカスタムを施したので、余ったボタンが大量にあります笑 けど、なんかもったいなくて捨てられません。
4.続きまして、腕の内側から脇をバックリかっぴらきます。 こうしないと腕にポケットをつける際、ミシンが入らないからです。 解体はここまでです。
5.各所に使用するベルクロをカットします。この時、必ず現物に合わせて切るようにしています。ポケットやその他の寸法が、左右で余裕に8mm位誤差っているからです。 既製服だとこれでは不良品ですが、戦闘服にそんなものは関係ないのです笑
6.ポケット各種にベルクロを縫い付けました。上の胸ポケは腕に移植した際、パッチベースになるように大きくメスのベルクロを縫い付けてあります。
7.本体側にもベルクロの追加をします。まずは袖口。
8.更に肩。一般的な国旗サイズに対応できるよう90×50mmサイズです。この下に胸ポケを移植します。
9.これが好評の第五ボタン下ベルクロ。ジャケットの裾をトラウザーにインして着る場合、第五ボタン下が開きっぱなしだと、ちょっと動くだけでその部分が引っ張り出てきてパックリ開き、お腹だのなんだの色んなモノがチラリズムしてしまいます。 そこでパックリいかないようにベルクロを追加しているのです。
自分たちの経験からのフィードバックですね!
10.いよいよ大詰め、胸ポケを腕に移植です。x115x流はかなり傾斜をつけてポケットを縫い付けます。この方が、反対の手でアクセスする際使いやすいからです。逆にACUタイプの腕ポケ、角度が立ちすぎていて使いづらいと思いませんか?以前サバゲフィールドで食券をしまったら、自力で取り出せなくなった覚えがあります。
11.腹ポケを胸に移植です。あえて外側に傾けて着けます。こうすることでアーマーを着ていても脇から胸ポケにアクセスできます。現在自分は食券とか小銭はここです!!小銭もチャラチャラ鳴らないです。
いよいよ先ほどかっぴらいた脇を閉じて完成です!!
どうです、Beforeと比べてみてください!
全然印象が違いますよね!トラウザーのカスタムの時のようにボリュームを変えることは一切していません。
それでもポケットなどのディテールが変わるだけでこんなにも洗練された雰囲気になるんです。
もはや、やぼったいポケット大集合や将軍様の面影もありません。
ぜひこのジャケットは石田純一先生バリに襟をおったてて着ていただきたいです。
個人的な好みですが。
あとはガンガン洗濯していただいて、いささかヤレてきた辺りが最高にカッコいいと思います。
といったところで今日のカスタム終了です。今回は依頼主様のご要望でかなりベーシックに仕上げていますが、ベルクロをODにしていかにもローカルカスタムってゆう違和感を演出してくれ!とかポケットのかわりに変なポーチを着けてくれとかいろいろ出来ます。
そういえば友人から、匿名3号は話し言葉の雰囲気のまんま文章を書くねと言われました。
はい、その通り僕はこんなような人です。よくよくしゃべります。
なので文章にすると長くなってしまうのです、、
今日もお付き合いありがとうございました。
そもそもなんじゃその眉唾なネーミングはとお思いの方、鋭い!!
まずはミリフォトを見ながら、この手のカスタムBDUをおさらいしてみましょう。
ですがミリフォトそのものが、いつ撮影されたどこの部隊の方なのか、、みたいな所は僕よりはるかに詳しい方がミリブロ内にたくさんいらっしゃると思うので、解説とかしないのでお許しください。
僕が間違ってたらかっこ悪いですし笑
ではでは参ります!
A.二人そろってポケットを腕に移動。
パッチ用のベルクロは小さめ、ポケット上等にはベルクロ無し。
B.こちらもポケットを腕に移動、やや前目の位置ですね。その上には国旗サイズのベルクロあり。
注視すべきはお腹のポケット位置!胸ポケと腹ポケの間位の位置に、だいぶ微妙な角度で着いてます。
そしてジャケットの裾をトラウザーにインしています。
C.こちらも腕にポケット。パッチ用のベルクロはどうやら国旗サイズのみとかなり小さめ
手首はボタンのままですね。
D.まだまだ腕ポケ。ベルクロ大き目、さらにポケットそのものがかなり傾斜して着いている点に注目
と、、ざくっと流すとこんな感じです。 整理しますと、
<シャツ襟ボタン開閉の旧型クラシックBDUがベース>
<ポケットを腕に移動>
<移動した腕ポケ等にベルクロの追加>
<ジャケットの裾はトラウザーにインすることがある>
<カスタムの方向性に共通点はあるが、同じものではない>
上記のような特徴のあるカスタムBDUをここではSEALsSTYLE CUSTOM BDUと呼ぶこととします。
SEALs等、特殊部隊の兵士が自分の使いやすいように現地で勝手にカスタムしたり、部隊や個人でお直し屋にカスタムオーダーし始めたのが起こりみたいです。
このカスタムを参考に現行のACUタイプが作られたとか、、、そういえばACUタイプのことをカスタムタイプって呼ぶかたもいらっしゃいますね。
ACUタイプの方が後だしジャンケンなわけで、当然機能的には優れているのですが、このクラシックBDUを独自にカスタムしたスタイルが独特のカッコよさを放ってますね。
しかもある程度ディテールに自由度があることから、そこに自分だけのとゆうか、個性あるカスタムにして楽しむことが出来ちゃうのですよ。
これは装備お洒落サンがほおっておくわけがございません!
x115x BOYZ 達も、最初はACUタイプのウッドランドや3Cデザートを着ていたのですが、どうにもこのSEALsカスタムにあこがれて、改めてクラシックBDUを買いなおす事となったのでした。
それがおおよそ1年半前、、
ディテールの試行錯誤や工程の見直し等を経て、今ではx115x Taylor の定番カスタムメニューとなりました。
さあ、はりっきて作業に参りましょう!!
最初にカスタム前!
うーんトラディショナル。
以前ODのジャケットを試着したら、北の将軍様みたいだと友人に笑われた事はここだけの内緒です涙
さておき前面に大集合のポケット群が時代を感じさせます。しかもアーマーの類を身につけた場合、この大集合ポケットは、まったく使用できないですね、、
1.はい!!来ました解体タイム、毎度の事ながら地味に大変です。上が胸ポケ、下が腹ポケです。
x115x流は胸ポケを腕に移動、腹ポケを胸に移動の二段仕込みです。手間が余計にかかりますが、そのほうが美しいバランスになります。
2.3次はボタン取っ払います。胸&腹ポケ、そして手首ですね。これらは全てベルクロにチェンジします。
過去に相当量同じカスタムを施したので、余ったボタンが大量にあります笑 けど、なんかもったいなくて捨てられません。
4.続きまして、腕の内側から脇をバックリかっぴらきます。 こうしないと腕にポケットをつける際、ミシンが入らないからです。 解体はここまでです。
5.各所に使用するベルクロをカットします。この時、必ず現物に合わせて切るようにしています。ポケットやその他の寸法が、左右で余裕に8mm位誤差っているからです。 既製服だとこれでは不良品ですが、戦闘服にそんなものは関係ないのです笑
6.ポケット各種にベルクロを縫い付けました。上の胸ポケは腕に移植した際、パッチベースになるように大きくメスのベルクロを縫い付けてあります。
7.本体側にもベルクロの追加をします。まずは袖口。
8.更に肩。一般的な国旗サイズに対応できるよう90×50mmサイズです。この下に胸ポケを移植します。
9.これが好評の第五ボタン下ベルクロ。ジャケットの裾をトラウザーにインして着る場合、第五ボタン下が開きっぱなしだと、ちょっと動くだけでその部分が引っ張り出てきてパックリ開き、お腹だのなんだの色んなモノがチラリズムしてしまいます。 そこでパックリいかないようにベルクロを追加しているのです。
自分たちの経験からのフィードバックですね!
10.いよいよ大詰め、胸ポケを腕に移植です。x115x流はかなり傾斜をつけてポケットを縫い付けます。この方が、反対の手でアクセスする際使いやすいからです。逆にACUタイプの腕ポケ、角度が立ちすぎていて使いづらいと思いませんか?以前サバゲフィールドで食券をしまったら、自力で取り出せなくなった覚えがあります。
11.腹ポケを胸に移植です。あえて外側に傾けて着けます。こうすることでアーマーを着ていても脇から胸ポケにアクセスできます。現在自分は食券とか小銭はここです!!小銭もチャラチャラ鳴らないです。
いよいよ先ほどかっぴらいた脇を閉じて完成です!!
どうです、Beforeと比べてみてください!
全然印象が違いますよね!トラウザーのカスタムの時のようにボリュームを変えることは一切していません。
それでもポケットなどのディテールが変わるだけでこんなにも洗練された雰囲気になるんです。
もはや、やぼったいポケット大集合や将軍様の面影もありません。
ぜひこのジャケットは石田純一先生バリに襟をおったてて着ていただきたいです。
個人的な好みですが。
あとはガンガン洗濯していただいて、いささかヤレてきた辺りが最高にカッコいいと思います。
といったところで今日のカスタム終了です。今回は依頼主様のご要望でかなりベーシックに仕上げていますが、ベルクロをODにしていかにもローカルカスタムってゆう違和感を演出してくれ!とかポケットのかわりに変なポーチを着けてくれとかいろいろ出来ます。
そういえば友人から、匿名3号は話し言葉の雰囲気のまんま文章を書くねと言われました。
はい、その通り僕はこんなような人です。よくよくしゃべります。
なので文章にすると長くなってしまうのです、、
今日もお付き合いありがとうございました。