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Posted by ミリタリーブログ  at 

2011年02月10日

XTREME BDU を カスタム

さて、昨日の記事でも締めくくった、TRU-SPEC XTREME のパンツをカスタムしてまいりたいと思います。
中々どうして、思ったよりちょっと手間だった製作過程をご覧ください。


まずはカスタム前。
昨日の写真の使い回しです、はい。 太いですね、ごんぶとです。
XTREME自体は、TRU-SPECが、クレイ社のコンバットパンツより後からリリースしたにもかかわらず
どうにもまだ追いつけていない感じがプンプンで、なんともいえない怪しい雰囲気が魅力のへそ曲がりさんにおすすめなアイテムではあります。

今回のカスタムの目的はこれを解体、再構築することで程よくスマートなシルエットにして
身長163cmの僕でも装備と合わせて着たときに自然にカッコよく見えるようにすることです。

では先生、オペをはじめましょう。


1.実は結構大変な解体タイムです。まずはふとももカーゴポケット。XTREMEは複雑なボックスプリーツでこのポケットを構成している上、サイドからジッパーでアクセスできる隠しポケットとの二重構造になっています。随分凝った作りですね。
2.お次は膝のスーパーファブリック製パッド(とゆうか補強)こちらもポケット状になっておりウレタンパッド的なものが仕込めるようになっていますが、別売です。持ってません涙
3.最後にふくらはぎ部分のポケット。ACUとかが普及し始めたあたりから現れたような気がするこのなぞ位置ポケット、本来の用途はなんなんでしょう?詳しい方教えてください、、、



4.はい!解体されたポケットの皆さんです。グロックはサイズ比較です。
5.個性をひっぺがされた元XTREMEさんです。こうなるともう、ただのでっかい作業ズボンです。
6.さらに内股からざっくりほつってスカート状態にします。こうしないと取った各種ポケットは再度縫い付けられません。筒状のままですと、ミシンが入らないからです。
さらにパンツを細くする際も、このかっぴらいた内側を詰めていきます。


7.解体したふともものカーゴポケットです。そのまま移植すると、細くなったパンツに対してポケットか異様に巨大に見えます、そこでバランスを取るためにポケットをダウンサイズします。
まず複雑なボックスプリーツが施されたポケットを全部ほつって一枚の布にします(左のやつ)。
8.それをもう一度、任意のサイズに縮小できるよう計算しながらボックスプリーツを作り直します。
せっかくなのでこの複雑なプリーツを再現したまま縮小しようたしたら、そこそこ面倒な作業でした。
一回り小さくなったのがそれです。(右)

縮小が完了したら、各ポケットを本体に縫い戻します。 この時、着る人(この場合僕ですが)にあわせてポケット位置を調整します。短足な僕は、そのままだとふとももカーゴポケットが膝位置にきてしまうので、縮小したそれは限界まで高い位置に移動しています涙



9.いよいよ大詰め、本体を細くして同時に股上を浅くします。ややローライズ化ですね。
裏側にひっくり返した状態のパンツに、どこまで詰めるかマーキングします。
今回はキンキンに細くしてファッションアイテム化しないよう、ヒザ下をいつもより35mmから40mm太くし、テーパーをかけずに膝下ストレートにしました。
10.マーキングした内股を縫うと、またパンツの形に戻ります。そこで試着してみたところ、メチャクチャ丈が長く、どうにもお奉行様になってしまいました。
裾を詰めたいところですがXTREMEパンツは裾の外側にジップで開閉する部分があり、下から切ることが出来ません。
そこでヒザ下を途中でカットして、詰めて、また縫い合わせる事にしました。
ヒザ下ストレートのシルエットなので、どこでつないでも自然につながります。



さて、いよいよ完成でございます。
上のほうのBefore画像と比べてみてください!別物のようなシルエットになりました。
とくにサイドから見た時のボリューム感の差とポケット位置のギャップがすさまじいですね、、
XTREMEの持つ、なんとも怪しい魅力をスポイルすることなく、カスタムできたと思います。


最後にそれっぽく装備も合わせてみました。夜中に一人装備を引きずり出し、鏡の前でカメラ片手に自我撮りするのはいかがなものかと、、
これが結構難しいんですよ。

またまた長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

  


Posted by ANONYMOUS No.3  at 05:57Comments(4)MANUFACTURE